こんな夢を見た。
郵便ポストを確認しようと玄関の戸を開けると、怪しい車が家の前を時速オーバーのスピードで走っていった。黒色のバン。
なぜ怪しいと思ったのかはわからない。抜け道として使われる道ではあるので、そういう車が走っていくことはままあることだった。
「スピード違反じゃん。やべーな」などと思いながらその車を見送っていると、なぜか曲がり角のところで急停止し、男が一人車から降りてくる。目が合う。
なんとなく「まずい」と感じ、郵便ポストから配達物を取り出し、家の中に戻る。鍵をかける。
一息ついたところで、トントントンと階段をのぼってくる音がし、ピンポーン! とインターホンが鳴った。(玄関の前に階段があり、その前に駐車スペースがある)玄関扉の向こうに人の影。中を確認しようとしている雰囲気を感じる。
嫌な気持ちになって後退り、玄関近くの扉からではなく奥の引き戸からダイニングに向かい、インターホンの画面を確認する。見たことのない男がカメラを覗き込むようにして見ている。もちろん宅配便の配達員ではない。30代半ばから40代くらいの男のように見えた。
ぎょっとした私は男がカメラから離れるのを待ち、その場で意味もなく息を殺した。
数秒のことだったが、とても長い時間のように感じられた。ようやく男がカメラの前から姿を消したので、ダイニングからリビングに向かう。すると、リビングの掃き出し窓の前に先ほどの男の姿が見えた。帰ったかと思った男は駐車スペースに面した花壇前から、家の中の様子を伺っているようだった。私はとっさに体を低くして物陰に隠れた。男は片手にスマホを持ち、家の中を撮影している。
なんなんだ、あの男は。私がなにかした? ちょっと見ただけじゃないか。スピード出しすぎるのが悪い!
と思いながら、男が帰るのを待つ。しばらく隠れてから様子をうかがうと姿が消えていたので、「マジでなんなんだ?」とぼやきつつ立ち上がった。
そのとき。
ふと視線を感じ、横を見る。すると、ダイニング横の掃き出し窓から男がこちらをじっと見ていたのだった。
「わざわざまわりこんでくるな!」
とツッコんで起きたので夢はそこで終わり。7月の下旬に見た夢。
怪しい不法侵入者が出てくる夢の話。そういやあの夢の中の人、あの角に車停めたままだったのかな。たぶん、かなり邪魔。間取りが訳わからない感じだけど、あんまり詳しく書くのもアレなのでその辺はフィーリングで。
私はたまに変な夢を見る。なんかのネタになるかもしれないので、覚えているものも記録しておきたい。
どうでもいいけど、この話がブログの最初の記事ってどうなんだ?