奈良国立博物館で開催中の「超 国宝―祈りのかがやき―」へ行ってきたときの記録。
5月某日、前日の天気は雨。当日も雨という予報で天気を心配しながら奈良へ。
行きで乗ってみたかった「近鉄特急 ひのとり」を利用。かっこいい! 名古屋駅にミジュマルライナーが止まっていて、とてもかわいかった。いつか乗りたい。
ひのとり、初めての乗車でいろいろドキドキ。前に並んでいた男性が2人続けて、乗車後すぐ同じ場所で向かっていたので、「まさかバスみたいに何か受け取るものがあるのか!?」と思って同じように向かったら、おしぼり置き場だった。おしぼりが用意されているのか…。(調べてみたら、近鉄特急の名物らしい)
利用したのはレギュラーシートだったが、なんとなく広々していて乗り心地よかった。行きだったので使っていないが、フットレストも用意されていた。

ひのとりの中で撮った朝食の図。駅のファミマで購入。アフタヌーンティー・ティールームコラボのパンがおいしそうで選んだが、カロリーが心配になって濃い茶を買うという。おいしかったです。
今回からブログの写真(ヘタクソではあるけど)に著作権表示を入れることにしてみた。いろいろ勉強中。
鶴橋駅で急行に乗り換えて、近鉄奈良駅で降車。10時前に到着。観光客の流れにならって博物館へ。
奈良公園散策
奈良県を訪れるのは実は小学校の修学旅行ぶり。時季的なこともあり、奈良公園には修学旅行の団体、グループがたくさん!
あと、外国の方の人数が凄まじかった。修学旅行客がいなかったら完全にアウェーだった。
博物館に向かう途中、すごい行列ができていたので「なんだろう?」と思って通り過ぎたら、鹿せんべいの購入者の列だった。
ところで外国人旅行者が鹿に2回お辞儀するやつ何? よくわからんマナー的なやつのかな? 相手の鹿がお辞儀し返してくれたのなら、鹿せんべいあげたらいいのになあと思った。付き合ってくれているのだし。

自由な奈良公園の鹿たち。たくさん写真撮った気がしていたが、うまく撮れているものは少なかった。
奈良国立博物館「超 国宝―祈りのかがやき―」

ちょうどいい場所にいた鹿。

鹿を微笑ましく見ながらしばし歩いて博物館へ。ここもすごい人! どこにいたんですか? ってくらい、日本人の数だった。
当日券のことは頭にあったが購入し忘れていたので、当日券購入列へ。で、チケット購入して入館待機列へ。複数人で来ている人は1人がチケット買って、残りが入館待機列に並ぶ…という方法を使っているようだった。
これから奈良博の国宝展行こうとしている方は、チケットは事前購入がおすすめ!(展覧会は6/15まで)
※私が行った日は平日だったのでそこまで待ち時間は長くなかった気がする。上の写真は展覧会鑑賞後のお昼ごろのもの。
館内もものすごい賑い。順路通りに進んでみるけど、とにかく人!人!人!人! であんまり展示物は見れなかった。国宝だらけ、目玉だらけの展覧会なわけだから、人が多いのは当たり前か。最初のゾーンに人が溜まっていて、後半は割と見やすかった。
目当ては「七支刀」だったので、それだけは360°からじっくり鑑賞した。(意外に見ている人が少なかった)
よくあんな面倒な形で作ろうって考えたよなあと思う。両刃の剣に互い違いに3本ずつの枝刃。所蔵元の石上神宮では「六又鉾(ろくさのほこ)」として伝来してきたらしい。
石上神宮の厚意でX線CTスキャン調査を行った結果、「泰和」か「泰始」で意見が割れていたところが禾偏の確認で「泰和」説が濃厚になったそうだ。内部もほとんど腐食していないとのことで、とにかくすごい!
こうやって研究が少しずつ進んで、いろんなことがわかっていくんだよなあ。
それにしても1600年前かあ。神功皇后のことも何かわかってきたりするのかな。
ほかには「模造 琵琶袋」「八雷神面」「空也上人立像」「金銅能作生塔」などはじっくり見れた記憶。琵琶袋綺麗だったな。百済観音はとても人気だった。絵巻物系、もう少しちゃんと見ておけばよかったなあ。

超国宝展の七支刀グッズ。ボールペン、根付、飴入り巾着ポーチ。アクスタもいいなあと思った。
他に図録、図録用トートバッグ、しおり、フレークシール、地獄絵トランプなども購入。グッズ、いろいろ良すぎてはりきって買ってしまった。
展覧会後は仏像館へ。途中にミュージアムショップとカフェがあって、カフェからカレーライスのいいにおいがしてきた。とてもお腹が空いた。お昼前だったがカフェは満席。
仏像館でもらった仏像鑑賞ガイドがかなりわかりやすかった。とても良い。仏像も楽しく鑑賞できた。
良いものが見れた!
奈良博、初めて行ったけど楽しかった! 次の展覧会も楽しそうなので行けたらいいな。

↑はすみっコぐらしのフォトスポット。かわいい。
会期 2025年4月19日(土)~6月15日(日)
場所 奈良国立博物館 東・西新館
開館時間 9:30~17:00
休館日 月曜日
春日大社、氷室神社
奈良博からさらに歩いて「春日大社」へ。前日の雨のせいで地面はぬかるみ気味。ここもやっぱり人で賑わっている。
本殿でお参り後に御朱印をいただく。御朱印待ちの方は少なく、スムーズだった。お守りやおみくじの方は逆に人が多かった。
おみくじはかわいい白鹿(なんと大吉!)を、お守りは季節ものっぽい藤守りを購入。どちらも素敵。

そのあとは国宝殿へ。
入口すぐにあった「鼉太鼓」の迫力がすごかった! でかい! 美しい! ここのは現在使っているもので、奥のものが国宝とのこと。歴史を感じる色合い。
企画展は冷泉為恭の「薔薇図」が素敵だった。あと、「桜花流水図屏風」はとても見事! なんとなくで寄ったけど、いいもの見れたなあ。

もらったリーフレット等を保管する用のクリアファイルを持っていき忘れたので端が曲がっている。
会期 2025年4月5日(土)~2025年6月25日(水)
場所 春日大社国宝殿
開館時間 10:00~17:00
※会期中は休館日なし
国宝殿の隣のカフェで藤ソフトをテイクアウト。前に並んでいた海外の方がシカソフトを頼んでいて、それがとてもかわいかった。

藤ソフトかわいいし、おいしい。
長義にくっついてそうだけど、ついてないのでご安心を。
で、このソフトのクリーム部分を食べ終え、コーン部分を食べている最中に鹿の襲撃に遭った。腕の間からぬっ!って突然頭が出てきて、とても驚いた。シカは膝の上に置いていたカバンに顔を突っ込んでいた。わんぱくちょうぎ…!(食べてからちゃんとしまおうと考えていた)
あげられないよ! 近くに座っていた老紳士と御夫婦にふふっと笑われてしまった。とりあえず席を立って鹿から距離をとってみるものの、後ろからついてくる。行儀が悪いけど距離をとりながらコーンを食べきった。もういっそ鹿にあげてしまいたかったけど、そういうわけにもいかないしな。
鹿はとても野性的なにおいがした。つぶらな瞳がとてもかわいかった。
春日大社から外へ。行きと違う道に出て一瞬「あれ?」と思っていたところ、同じように近くの修学旅行生が「あれ!?来たときと道が違うよ!?」と焦っていて、心の中で少し笑ってしまった。
近鉄奈良駅方面へ向かう道で面白い自販機を見つけて、1個購入。600円と高いけど、割と満足。お土産にも良さそう。

「ひょうたんから水」というひょうたん型のペットボトルに入ったナチュラルミネラルウォーター。ごろごろ水「環境省認定日本名水百選」という表示も。採水地は「奈良県吉野郡天川村大峰山洞川」。普通においしくてびっくり。
奈良ではないけど、帰りの京都駅で購入した水出し緑茶もすごくおいしかった。良い水を使っていたのかな。
帰り道、神社を見つけて参拝。「氷室神社」は冷凍・冷蔵に関する守護神を祀っているのだとか。ふらっと立ち寄った神社だったけど、寄ってよかったと思える良い場所。特に氷が涼しげで良い。
「氷みくじ」なるものがおもしろかった。四脚門かな? の両サイドに氷が置いてあって、その氷に引いたおみくじを載せるとおみくじの内容が浮き出てくるのだとか。
修学旅行生の子たちがわいわいしながら挑戦していたのが微笑ましかった。彼らの話によると、1回出た文字はしばらくすると消えてしまい、もう一度氷につけても浮き出てこないらしい。スマホ必須だな。
あと御朱印拝受の際に火打石を切っていただけた。はじめての経験でびっくり&感激だった! ちゃんと火花散っていた! なんかすごく感動した。

20の表記がどちらも廿。
東大寺近くの食事処やお土産屋さんがある場所で休憩。「ハッピーキッチン金の鹿」さんでマルゲリータを食べ、お土産屋さんで鹿グッズをいろいろ購入。ブックカバーかわいい。
食べ物のお土産は近鉄奈良駅の側の「光悦本店」さんで「奈良三笠」と黒豆茶を購入。試食でいただいたものがとてもおいしかったのだ。奈良三笠は職場用。黒豆茶は自宅用。購入時にカードを作ってもらってしまったので、また奈良に行ったときは寄りたいな。おいしいし。カードは2年間有効らしい。
あとは近鉄奈良駅内の「たまうさぎ」さんで「きなこだんご」5本入りを購入。おいしすぎた! 10本入りを買えばよかった!
帰りは近鉄奈良駅から京都へ。そしてJRを利用して帰宅。乗り換え時間がかなりあったので、京都ヨドバシの本屋で本を買ったり、京都駅で弁当を買ったりして時間をつぶした。だし巻きたまごと梅しらすのお弁当おいしかった。
ハッピーキッチン 金の鹿
きなこだんご たまうさぎ 近鉄奈良店
光悦本店、以前は「寛永堂」という名前の店舗だったもよう。
最後の方、おいしかったしか言ってないな。
雨予報だったけど、なんとか持ちこたえてよかった。ものすごい晴れ男か晴れ女がいたに違いない。
久しぶりの奈良、たのしかった。今度は別の観光名所にも寄りたい。